• ヤス@BUNKAIWA

メンタルヘルスってなんだろう。心にも筋トレを。心の健康を保つために知っておきたい3つのこと。




新型コロナウィルス感染症の影響から大きく変化した社会情勢。メンタルヘルスの言葉を聞く機会も前例がないほど急激に増えているのを感じます。

わたしの住んでいるアメリカでも、いくら心理セラピーやカウンセリングが日本よりも世間一般に普及しているとはいえ、有名ニュース番組で繰り返し特集されることも、カウンセリングサービスのコマーシャルがメジャーテレビ局で何度も流れることも、今まで経験したことがありませんでした。

それぐらい、今回のコロナウィルスの流行と、それによってもたらされた様々な日常生活の変化やストレスは、メンタルヘルスの問題が今後大きく増えてくることを予測しています。

しかし、「メンタルヘルスの対策」と言われても、具体的に何をすれば良いのか?

そこで今回の記事では、メンタルヘルスとは何なのか、そしてメンタルヘルスに対する対処法について、メンタルヘルス対策を3つに絞って紹介してみたいと思います。

そもそもメンタルヘルスって何?

メンタルヘルスとは、「精神的な」「健康」を表す言葉です。

身体的な健康を保つために、人は、運動やエキササイズをしたり、体に良い食べ物を摂取したりを心掛けます。それと同様に、心にも健康維持が必要です。身体と同じように、心の健康を保つ方法を提案する意味合いを含めて、メンタルヘルスと言う言葉が使われるようになってきました。

身体と同じように心の健康を心掛けることは大切

身体と同じように扱ってみると、なるほど当然、心にも休息や、栄養、筋トレが必要になってきますよね。でも、なかなか表面的には見えにくい心の不調は、自身ですら見過ごしてしまうことも、周囲の理解が得られないことも頻繁に起きてしまいがちです。


特に、日本を含む東アジア圏の国においては、精神的な症状を自己責任として責める風潮もありますよね。また、心の問題やストレスについて、プライベートなことを話すのも家族の建前が重要な文化圏においては難しく、尚更、メンタルヘルスについてはタブーであったりスティグマを持たれていることが多いように感じます。


実際に、アメリカの心理カウンセラーたちの間では、アジア圏(特に東アジア圏)出身クライアントは、「精神的不調を身体の症状として訴える人が多く、症状がかなり深刻になってからではカウンセリングに来ない」と話す方が多く、メンタルヘルスの正しい知識と適切なサポートや支援の認知は大切だな、と感じています。



心の健康を保つために、メンタルヘルスを良くするための3つの対処法とは?

心の健康を身体の健康と同じように捉えてみたらどうでしょうか?ここでは、メンタルヘルスを健康に保つための3つの方法を提案してみたいと思います。

⒈ セルフケア

身体の健康に気を付ける際、ヘルシーで栄養価の高い食物を積極的に取り入れたり、空気のきれいな自然に触れたり、太陽光を浴びたり、様々な取り組みが出来ますよね。また、疲れたら睡眠を多めに取ることも。


それと同じで、心にも栄養を取り入れることが必要です。それは自分の好きな音楽や楽しい映画を観ることであったり、ポジティブな言葉やコミュニケーションを誰かととったり、誰にも邪魔されないリラックス出来る休息時間を作ったり。


ストレスを抱えない時間を意識的に作ることは、自分のメンタルヘルスを健康にキープするための重要な要素となります。


そして、体重計や血糖数値を測るように、モニタリングも大切です。定期的に、自分は今どんなストレスを抱えているだろうか、どのような点が疲れているか、など自分の心を振り返って確認することも大切になってきます。

⒉ 心の筋トレ:心理カウンセリングの活用


筋トレをすると、体力がついて疲れにくくなったり、無駄な肉を落としたり、生き生きとした自分が作れます。でもそれを実現するには、筋トレ用の重機材が必要であったり、トレーナーが必要であったりする場合も。


それと同じで、メンタル=心も同じように考えてみませんか。


例えば、自分の物事への捉え方や考え方だったり、ストレスの処理の仕方だったり、自分の今までのやり方ではなかなか改善が見つからなかった部分があったとします。一人でやり続けると、無駄なところに筋肉がついてしまったり、持続しなかったり、逆に故障を起こしてしまうこともあるかもしれません。


誰かに一緒にみてもらいながら、サポートを受けながら、徐々に自分で回復するための力を身につけること。その筋トレの役割を心理カウンセリングが担うことができます。

健康的なストレスの対処法が身に付くことが出来れば、それだけストレスへの耐性も柔軟性も身につけることが出来るようになります。

⒊ 身体を壊したら病院に行くように、心の不調にも医療の力が必要な時も


身体を壊したら誰もが病院に治療を受けにいきますよね。また、鉄分やビタミンが慢性的に足りない人は、サプリメントを摂取するでしょう。


それと同じで、心の健康にも、時には薬が効果がある時もあります。


日本では、精神科医や心療内科の方が、心理カウンセリングよりも広まっている印象があるので、まずこちらに通われる方が多いのではないかと思うのですが‥。



本当は、日常の生活から心の健康を見直す意味も込めて、1、2、3の順でメンタルヘルスのケアを利用していくと良いのではないかなと感じます。しかし、体質によっては、初めから医療の力を少し借りながら治療が必要なメンタルヘルスもあることを知っておくことも重要でしょう。

おわりに

『メンタルヘルス』というと、医療機関や心理カウンセリングが真っ先に思い浮かぶ方が多いかと思います。そして、それらのイメージがとても強いため、自分には関係ない、とメンタルヘルスを考えないようにする人も多く、なかなか社会的にオープンに話にくい雰囲気があるような気がします。


しかし、メンタルヘルスを身体の健康と同じように捉えてみるとどうでしょうか?身体の健康を保つのと同じくらい、ケアをするのは当たり前の存在であり、自分のメンタルヘルスを振り返ることや、必要なサポートを頼るのは全く不自然なことではありません。

ストレスを出来る限り少なく健康的な心を保つには、セルフケアの継続が欠かせません。しかし、誰もが大きなストレスに見舞われることも、大変な状況を迎える時もあります。その時の心の状況によって、様々なケアを組み合わせて、健康を維持する方法を探ることが大事です。


例えば、一般的にうつ病の治療には、薬を摂取する医療介入と心理カウンセリングなど心理療法介入の両方を取り入れた治療法が一番効果があると言われています。しかし、人によっては、投薬治療の代わりにエキササイズを組み込んだり、生活環境を変えてみたり。対処方法やその組み合わせは無限に存在します。


コロナウィルスによる変化が著しい現在、ストレスフリーな生活はいつも以上に困難になっていることと思います。こんな時だからこそ、ぜひご自身のメンタルヘルスにもっと目を向けてみませんか?



クロスカルチャーコンサルタント・BUNKAIWAのヤスでした。

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