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マインドフルネスはカップルにも効果あり?マインドフルネスがもたらすカップル円満の効果を解説



昨今のヨガブームに併せ、世間に広く知られるようになったマインドフルネス。


様々な研究から、ストレスを軽減したり仕事の効率を上げたりと、マインドフルネスを実践することで得られるポジティブな効果が次々証明されてきました。そしてそれは、個人の精神向上だけでなく、対人関係の場面においてもポジティブな効果を持つそうです。


そこで今回の記事では、そんな心や体に良い影響を与えるマインドフルネスの考えを対人・カップル関係に取り入れることのメリットについてをご紹介したいと思います。


マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、もともとは仏教や禅の教えが由来の日本に逆輸入されたコンセプト。


今その時に経験している自分の経験に意識を注ぐうちに気付いてくる、自分の中に湧き上がってくる感情や思考。それに対して優しさと寛容さを持って接してみてはどうだろうか』という考え方が軸にあります。


マインドフルネスを実践することによって、脳の様々な機能に変化が見られるようになります。以下がマインドフルネスにより変化した脳がもたらすポジティブな例の一部です:

  • 衝動性や感情の抑止

  • 破壊的な衝動的行動を減らす

  • 相手への思いやりや共感力が増す

  • 相手の感情により一層気づき易くなる

  • 自分の感情に冷静に向き合い易くなる


これら寛容的、共感的、相手へ寄り添う姿勢を持つマインドフルネスの考え方は、相手への理解や思いやりなど、良好な対人関係を深めるために必要な条件を包括しています。



マインドフルネスは感情の自動操縦をストップさせる抑止力になる

人はストレスや苦痛を受けた時に、それに大きく意識を向けてしまいがちです。そしてそのストレスや苦痛を避けるために、反射的に気を逸らすための行動(例:暴飲暴食)を取ったり感情的に反応してしまったり、まるで自動操縦のように、すでに自身の記憶に組み込まれた問題対処術を無意識のうちに繰り返している場合が多いのです。


マインドフルネスは、そのような自動操縦になりがちな咄嗟の対処をしてしまう前に、一時停止を働きかけるような、そんな抑止力を持ちます。


ストレスが掛かる時だからこそ、一旦意識を停止して、何が本当に目の前で起きているのか、咄嗟の行動に出てしまう前に冷静に客観的に今の状況を査定する姿勢を持てるように、人間の脳を訓練する効果をマインドフルネスは持つのです。



カップルが陥ってしまうネガティブなコミュニケーションのループと、それが起きる原因

喧嘩がヒートアップしていくうちに、もともとの喧嘩の原因から話がどんどん逸れてしまった経験はありませんか。


カップルが喧嘩やいざこざで負のサイクルに囚われてしまう大きな理由に、自身の子供の頃のトラウマや愛着パターン、嫌な記憶、体調不良など、意識が負に働くようなフレームワークや要因が実際の喧嘩に重なり合って、ネガティブな相乗効果を作り出している点が挙げられます。


自分の感情に何が起きているのか、何を相手に伝えて理解して欲しかったのか。過去のトラウマやネガティブな経験による様々な雑念に視界を遮られてしまうと、本当にカップルが持つべき対話が出来なくなってしまいます。マインドフルネスとは雑念を取り除き、今目の前で起きている状況を淡々と処理する事を意味します。そのため、カップルの話合いの場でマインドフルネスを取り入れることにより、状況を冷静に吟味することが可能になります。


また、マインドフルネスを実践するうちに、相手への共感力が増していくため、相手が本当に何を伝えようとしているのか、相手を理解するために自分がどう譲歩するべきか、カップルが喧嘩を解決するために必要な寛容的な土台を作ることが出来ます。



おわりに

対人関係の中でも特に気心の知れたカップル同士になると、思わず感情が先行してしまう時も多々起きてしまうでしょう。


そのため、喧嘩になりそうな衝突が起きてしまったら、まず自身の心の中で何が起きているのか、一度立ち止まり状況を把握する姿勢がとても大切です。


マインドフルネスの姿勢をカップルの両者が心掛けることにより、ヒートアップして感情を取り乱してしまうような喧嘩を圧倒的に減らすことが可能です。


そして、何よりも、相手を理解しようとする思いやりや共感力が、二人の関係をより一層満足で強いものへと育みます。


みなさんも、是非マインドフルネスをパートナーと共に実践してみてはいかがでしょうか?



クロスカルチャーコンサルタント・BUNKAIWAのヤスでした。

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参照:

Melanie Greenberg (2016). Can Mindfulness Make your Relationship Happier? Psychology Today.


マインドフルネスストレス低減法(日本語版)

ジョン・カバットジン著


マインドフルネスの考えが人の精神に与える好影響に注目し、慢性的なストレスや身体の痛みを抱える人たちの緩和療法として取り入れたマインドフルネス・ベースド・ストレス・リダクショントレーニング (MBSR) を考案したアメリカ人医師ジョン・カバットジン博士による本。彼が確立した8週間に渡るこのトレーニングは、臨床効果も実証され、1979年から現在に至るまで、アメリカの様々な場所で開催されています。わたしも、このトレーニングを受けて物事に関する考え方が大きく変わりました。マインドフルネスや、カバットジン博士のコンセプトを深く知りたい方は、是非この本を読んでみてください。


John Kabat-Zinn (2007). Full catastrophe living: using the wisdom of your body and mind to face stress, pain, and illness. Audible. Audiobook. 


日本語版(上記紹介本)