top of page
ブログ: Blog2
  • 執筆者の写真ヤス@BUNKAIWA

英語学習にもおすすめ!本人朗読のインスピレーション&元気がもらえる自伝本5選【オーディオブック】



みなさんは、オーディオブックを利用していますか?


わたしはオーディオブックをよく聴いているのですが、その中でも、本人が朗読している自伝本がとても大好きです。ハリウッドセレブやコメディアン、最近ではミッシェル・オバマ元大統領夫人も自身の自伝"Becoming"を朗読したオーディオブックを出しています。


そこで今回は、わたしが自信を持っておすすめする、読んだ後に元気がもらえるインスピレーショナルな、英語学習にも持ってこいの本人朗読のオーディオブックを5つ、紹介したいと思います。



香港少年がアメリカ人コメディアンになるまでのお話!

Jimmy O. Yang


アメリカの人気テレビシリーズ『シリコン・バレー』でもお馴染みのアジア系人気コメディアン、ジミー・オーイェンの移民&家族の物語。


とにかく最初から最後まで面白い。途中にストリップクラブでの話や18禁ワードも出てくるので、高校生以下にはあまりオープンにおすすめ出来ないのですが、彼がアメリカに来た当初12歳の頃の話などは、同時期に海外に来ることになった子供達にも是非聴いてもらいたいストーリーです。


彼と同時期の移住でなくとも、海外移住者には共感できる内容が盛り沢山です。今は自信を持ってアメリカでコメディアンの地位を築いている彼ですが、そんな彼も自分とまったく同じ経験をしていたんだ、と知れることが慣れない海外生活の大きな励みになること間違い無し。しかも、タイトルからも分かるように教育熱心なアジア系家族をディスっていますが、そこにある愛情にもしっかり触れられており、とてもハートウォーミングな話になっています。


彼の話す英語も、スラングこそありますが、はっきりとゆっくりしたペースなので、あまり難しくありません。大声で笑いたい人にとってもおすすめです!


英語難易度:中

予備知識:必要なし

長さ:6時間5分


"How to American: An Immigrant's Guide to Disappointing Your Parents"を聴いてみる↓



人種差別、貧富の差、生まれた環境‥南アフリカ出身トレバー・ノアのルーツが語られる名著書!

Trevor Noah


アメリカの人気社会風刺コメディ番組『Daily Show』に抜擢された、南アフリカ出身のコメディアン、トレバー・ノアの自伝。


彼の生まれてから今に至るまでの結構壮絶な人生が語られる素晴らしい本。コメディアンらしく面白い表現がたくさんありながらも、南アフリカという国柄や政治状況のこと、そこで彼が経験した様々なこと、家族(特に母親)の話などが彼の人柄とともに包み隠さず語られます。バイレイシャル(人種の違う両親のもとに生まれた子供)として周囲からの目に感じる戸惑いや片親が居ないことへの葛藤も触れられており、とてもパーソナルな話になっており、共感出来る人はとても多いのではと思います。


聴き終わる頃には、なぜ彼が、アメリカの政治や人種問題に鋭く切り込む『デイリーショー』の司会者役に抜擢されたのかが理解出来るように。この本は、娯楽としてだけでなく、自分の価値観や視野を広げてくれるような内容でもあると思います。本当におすすめです。


英語難易度:中〜ちょっと難しいかも

予備知識:南アフリカのアパルトヘイト関連の基礎知識が必要

長さ:8時間44分


"Born A Crime: Stories from a South African Childhood"を聴いてみる↓



トランスジェンダーのステレオタイプに異議申し立て!!『ある一人の人物』の歩んだ自身のジェンダーに辿り着くまでの物語!

Jacob Tobia


トランスジェンダーの作家&活動家、ジェイコブ・トバイアによる、自身の性とアイデンティティに真摯に向き合ってきた軌跡を丁寧に語った本。


性的マイノリティのグループの中でもある特定の固定概念を持ってみられてしまうことが多い『トランスジェンダー』。ジェイコブは、世間で言われるそのようなトランスジェンダー観とは一線を引く、自身の経験を元にした自分の物語を伝えたかったと話しています。


聴き進めるうちに、性のアイデンティティに対して社会がどう機能しているのか、トランスジェンダーや生まれた性に違和感を持つ人だけではなく、社会に求められる男性像・女性像など性にまつわる様々な社会の偏見を鋭く分析しており、『gender-nonconforming=性差を断定しない』人物として、どう世間にアプローチし社会の偏見を変えてていけばいいか深く考察した内容も含んでいてとても勉強になります。


本人の語りも面白く、文章の表現力も情感も素晴らしく、ジェンダー学に興味のある人を始め全ての人に聴いてほしい一冊です。



英語難易度:中

予備知識:性的マイノリティの用語を少し知っている必要があり

長さ:11時間21分


"Sissy: A Coming-of-Gender Story"を聴いてみる↓



ブレネー・ブラウンが、人を率いるリーダーになるための秘訣を語る!

Brene Brown


『恥』の研究で有名なブレネー・ブラウン博士による、リーダー養成に焦点を当てた素晴らしい本。人の前に立つということは、とても勇気がいる作業。自分の弱さに正面から向き合う機会も圧倒的に増えることを意味します。


自分の弱さや不足部分を補いつつ、部下や周囲の良さを引き出すにはどうすればいいのか。自分に向き合う作業から、人や組織に良い変化を与える人材になるためのノウハウがここでもかというくらい説明されています。


ブレネー・ブラウン氏の人前での失敗談も話されており、彼女がどうやって今のようにメディアに堂々と出るようになれたのかが知れます。ハウツー要素がありながらも、穏やかに楽しく学べることもオーディオブックならではです。大変おすすめです。


英語難易度:中

予備知識:少し心理学の専門知識あり

長さ:8時間10分


"Dare to Lead:Brave Work. Tough Conversations. Whole Hearts"を聴いてみる↓



聴き終わった後パワーをもらえること間違いなし!あの人気テレビ番組から登場した第二のオプラ・ウィンフリー!

Karamo Brown


偶然にもBROWN繋がりですが、ここ最近で聴いたオーディオブックの中でも聴き終わった後に一番パワーがもらえたのがこの本!人気テレビ番組QUEER EYEのメンバーの一人、カラモさんによる自伝本。


カラモさんの波乱万丈な人生についてはもちろんのこと、QUEER EYEのヒーロー(素人ゲスト出演者)たちが抱える自信の無さや一番弱い部分にどうアプローチし、勇気づけ、彼らの変化を実現するのか、その過程も記されています。


また、ジェイコブ・トバイア氏とも共通して、キリスト教のLGBTQ+に対する独自の解釈についても強く説明しており、宗教上の理由で偏見を持つ家族がいる人にぜひお勧めしたいメッセージがたくさん含まれています。


カラモさん、実はLAでLGBTQ+コミュニティのクリニックで心理セラピストをされていた方でもあります。彼の言葉には、心理カウンセリングにも通じるような自分を信じて突き進むための優しいパワーがたくさん散りばめられています。


英語難易度:中

予備知識:テレビ番組QUEER EYEを観ておくともっと楽しめるかも

長さ:6時間38分


"Karamo: My Story of Embracing Purpose, Healing, and Hope"を聴いてみる↓



まとめ

上記のリストで気になるオーディオブックはありましたか?


今回のリストでは、内容はもちろんのこと、本人の話し方の速度や長さが長すぎないものを中心に選んでみました。みなさんが、この中から、お気に入りを見つけられたら嬉しいです。


これからも、どんどん、おすすめの本を紹介していきたいと思います。みなさんも、おすすめのオーディオブックがあったら教えてくださいね。



クロスカルチャーコンサルタント・BUNKAIWAのヤスでした。

 

わたしが使っているオーディオブックのサービスは、Amazonのオーディブルです。種類が豊富でとてもお奨めです↓


日本版オーディブル


US版オーディブル







0件のコメント
bottom of page